エアコンクリーニングを業者にお願いする理由や背景とは?
ハウスクリーニング業者に携わってれば絶対と言い切れること1つ・・・・2020年度で1番のご利用頂いたメニューは「エアコンクリーニング」でした!!
エアコンクリーニングは毎年人気のお掃除メニューなんですが、2020年度は「新型コロナウイルスの影響で、お家の中での生活時間が増えた」ことが1番多くお掃除をした理由として挙げられています。
ただ現代では、エアコン洗浄スプレーなどの市販品が、スーパーやドラッグストア、ネット通販でも広く出回っており、わざわざエアコンクリーニングを業者に頼まなくても、自分の空いている時間で気軽に簡単に出来てしまいます。
それでも、わざわざ高いお金と時間を掛けてエアコンクリーニングを業者にお願いされた方は、いったいどのような理由や背景があるのでしょうか?
エアコンをお掃除をする一般的な理由は
- エアコンの汚れが気になったから
- 送風口から黒いカビが見えたら
- エアコンの送風がカビ臭かったから
などありますが、今回の記事では私たちにご依頼頂いたお客様から聞き取った情報元により具体的な「エアコンクリーニングをお願いした理由と背景」についてまとめてみました。
スタッフ達が聴き取りをしていくと数多くの背景が伺えたので、今回を1回目として複数回に分けてご紹介して行ければと存じます。
ご自身でエアコンをクリーニングされる方も、これからご検討される方もご参考になれば幸いです。
エアコンクリーニングを業者にお願いする理由と背景 ~赤ちゃんが産まれた~
エアコンクリーニングを業者に依頼された理由の1つ目は、赤ちゃんが産まれた(産まれる)からです。
もう少し具体的に言いますと...
- 里帰り出産で実家に娘が戻ってくるので、母子が過ごすお部屋のエアコンが汚いから綺麗にしておきたい
- 赤ちゃんは体調を崩しやすいので、空調を整えるエアコンを綺麗にしておきたい
などの理由が挙げられます。
何故エアコンクリーニングが必要なのか?赤ちゃんが健康に過ごしてもらうにはこのような理由と背景がございます。
温度
赤ちゃんは私たちのように体温調整のコントロールが出来ません。ちょっとの暑さでも体に熱がこもり、体温がどんどん上昇していってしまいます。
そのままにしてしまうと、梅雨~夏時期であれば汗疹(あせも)が出来てしまったり、最悪の場合は熱中症を引き起こす恐れがあります。
秋~冬時期は寒く大変空気が乾燥しており、赤ちゃんの体温低下やお部屋の湿度が下がってくると、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
赤ちゃんが快適に過ごす温度の目安は夏場は26~28度、冬場は20~22℃と言われています。
ただ温度を調整するだけではなく、直接温かい風や冷たい風が当たらないようにしたり、冷たい空気は床に籠りがちである為、赤ちゃんの体温低下や肌の乾燥の原因にもなってしまいます。
不自然に汗をかいていないか、おなかや手足が冷えていないかなど、常に赤ちゃんの様子を見て温度調整を行うように心がけて見て下さい。
湿度
赤ちゃんが過ごしやすいと感じる湿度は、50~60%と言われています。
冬場は加湿器を使用して湿度が下がりすぎないように対策致しますが、梅雨時期~夏場については除湿機能を使用して、赤ちゃんが過ごしやすい湿度にコントロールする事が大切です。
赤ちゃんの近くに湿度計を置いておくなどして、湿度の変化や体調に変化がないかをチェックするようにしましょう!
感染症
お掃除をしていないエアコンには、数多くのほこりとカビが付着しています。
特にカビは肉眼では見えない為、空中を胞子が浮遊し、口から吸いこむ事によって病気の発症をする事から、お部屋の温度や湿度が低いからといっても油断は出来ないものです。
またエアコンに溜まったカビは、カビを餌にするダニの発生・増殖させる原因と言われています。
そんな危ない菌が付着したエアコンをそのまま使い続ければ、送風によって赤ちゃんがいるお部屋に菌蔓延させてしまうだけではなく、赤ちゃんに健康被害を及ぼす大変なリスクを伴います。
他にもこんなリスクが・・・
汚れたエアコンからの送風に紛れているのはほこりとカビだけではありません。お掃除をせずに放置されてしまうと、他にもこのようなリスクが考えられます。
- 新型コロナウイルスが飛散
- 花粉が飛散
- ゴキブリが発生
今世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスはエアコンの気流によって感染が拡大したと言われています。
室内換気など基本的な対策は必須ですが、エアコンを綺麗にすることはコロナ対策の1つにもなってきます。
また、室内換気によって外から入ってきた花粉や砂ぼこりもエアコンフィルターやその内部にたくさん侵入しています。
最後にゴキブリなどの害虫発生のリスクです。
ゴキブリは暗く、エサのあるジメジメした環境を好みます。またゴキブリはカビを餌(栄養源)にするので、エアコンの中に住み着いてしまう恐れがございます。
いかがでしょうか?
エアコンが汚いことで考えられるリスクを並べてみましたが、健康な大人には何気ないことでも、赤ちゃんにとってはエアコンの汚れ1つが大きなリスクになることがお分かり頂けたのではないでしょうか?
このようにエアコンを綺麗にすることは母子ともに健康に過ごす上で欠かせない要素だと言えます。
エアコンクリーニングを業者にお願いする理由と背景 ~自分で落とせなかった~
エアコンクリーニングをお願いする理由の2つ目は、自分でお掃除を行ってみたが落とすことが出来なかったからです。
エアコンのフィルターを定期にお掃除をされている方々は割合多くいらっしゃいますが、嫌な臭いの原因の元になるエアコン内部に溜まっているカビはそう簡単には行きません。
※一般家庭におけるクリーニング部位の割合は下記リンクからどうぞ
他にもキッチンとエアコンの設置しているお部屋が同室の場合、フィルターやエアコン内部が油が入り込んでることもしばしば・・
そんな油汚れやカビに対してエアコンスプレーなど市販品の洗剤を使っていらっしゃる方もいますが、実はこれが結構問題が多いんです!
火災の原因
エアコンスプレーのメリットは誰でも簡単にエアコンの内部洗浄が出来ることを謳っています。ただ使い方を誤れば火災を発生させる引き金になってしまいます。
トラッキング現象と言いますが、例えばコンセントとプラグの隙間にホコリが溜まり、そのホコリが空気中の湿気を吸収することで、漏電し発火する現象です。
つまり、エアコン内部の電装部品にほこりが付着している状態で洗浄液が残ったままになっていると、トラッキング現象が発生しエアコンから火が上がる訳です。
昨年もyahooニュースで数多く取り上げられていた話題なんですが、どのご家庭でも7~9月の夏時期はエアコンがフル稼働するので、使用前にお手入れをしようと思う方は数多く、そんな時にエアコンスプレーを使用した事が原因による火災が数多く発生しています。
絶対に使ってはいけない!と言うわけではないですが、使用上の注意事項をしっかりと守り、洗浄液が中に残らないように対策する事が大切です。
カビが増殖
エアコンスプレーによる悪影響は火災だけではありません。
仮にトラッキング現象が起こらなかったとしても、洗浄液が内部に残る事で「カビの増殖」を助長してしまいます。
物によっては良い香りもするのですが、ハッキリ申し上げれば「気休め」にしかなりません。
カビを発生させるのは湿度が関係してきますが、洗浄液は液体であることから中で残れば湿気となり籠ります。
カビは湿度によって成長速度が異なり、梅雨や夏時期のジメジメした時期にスプレーを使用し、洗浄液が残ればカビが増殖するのは言うまでもありません。
カビが増殖すれば、エアコン送付時に酸っぱい臭いが発生し室内に飛散するので、確実に要注意のサインだと判断が出来ます。
ゴキブリの住処になる
先程赤ちゃんの部位でも触れていますが、内部のカビがしっかり除去が出来ていなかった時の最大の問題は「ゴキブリの住処」になってしまうことです。
先程
「エアコンからゴキブリが落ちてきた!」なんて言うお話を聞いたことはございませんか?
ゴキブリが住処にしやすい場所は「ゴキブリの住処は暗く、ジメジメした空間、餌がある」など、この3つの条件が重なる箇所です。
エアコンの中は湿気が溜まりやすく、暗く、餌(カビ)があるので、ゴキブリにとっては大変居心地の良い空間です。
一度住み着いてしまうと大変になるのは容易に想像出来ます。
エアコンクリーニングを業者にお願いする理由と背景 ~今使っているエアコンに愛着がある~
エアコンクリーニングをお願いする理由の3つ目は、今使っているエアコンに愛着があるからです。
毎年エアコンをマメにお手入れしながら使い続ける方は多くいらっしゃいますが、流石に約10年経過するとそろそろエアコンの寿命が近づいているので、買い替えをするかそのまま利用するかを判断する時期になります。
エアコンクリーニングしてそこで壊れてしまえばそれまでですが、一度綺麗にすれば更に2~3年は使えると言うお考えの人は多いです。
背景として金銭的に余裕があれば買い替えも出来ますが、賃貸で備え付けではない限り、コスト削減だけでなく今使っている機種に愛着があるため、不具合が出ていなければ業者にエアコンクリーニングを依頼されるご家庭は非常に多いです。
ただ購入されてから10年以上経過したエアコンをクリーニングされる場合、これからご紹介する問題があるので注意が必要です。
保証対象外のケースがほとんど
どのエアコンクリーニング業者にも共通して言えることですが、10年以上経過している機種や海外製のエアコンについては保証対象外に設定しています。
その理由は、各製造メーカーの使用期間に準じているからです。
例えば、パナソニックさんと三菱さん、日立さんは10年、シャープさんは9年保証と「設計上の標準使用期間」が、本体シール取扱い説明書でしっかりと明記されています。
つまり「10年経過すればエアコンは寿命を迎える」と製造メーカーは言っている訳です。
私たちエアコンクリーニング業者は、製造メーカーの保証期間に準ずる型を取っており、古いエアコンがクリーニングして故障したとしても、エアコンの寿命と判断し保証対象外ケースがほとんどです。
仮に保証が出来たとしても、製品の耐用年数が10年を超えている事から、一般的な常識で考えると損害補償は僅かではないかと考えられます。
もちろんどのエアコンクリーニング業者も10年以上のエアコンを数多くクリーニングしてきた実績があるので、細心の注意を払って作業は行っておりますよ!
ただ「100%安全であるとは言い切れない」と言うことをご理解頂ければと思います。
さらに2つ問題があります。
製造メーカーに部品がない
さらに、エアコンは車とは違って機種の切替が早く、現行機種は2~3年で新機種に切り替わってしまうなど慌ただしいものです。
10年以上経過しているエアコンの場合、当然製造メーカーでの販売は終了していますが、問題は「補修部品」です。
販売終了後も一定期間は製造メーカーはエアコンの補修用性能部品の保有期間していますが、製造打ち切り後おおよそ10年が目安になっています。
もちろん製造メーカーによってばらつきはあります。
補修部品がメーカーにあれば、修理が可能かもしれませんが、修理に掛ける費用と新たに購入する費用を天秤にかけると悩ましい所です。
修理を受け付けてくれない
先ほど申し上げた「設計上の標準使用期間」「補修の保有期間」の両方が終了していた場合、メーカー修理、町のエアコン設置業者さん含め、修理自体もほぼ不可能だとお考え下さい。
長く愛着を持って使用するのは本当に素晴らしいことですが、エアコンクリーニングをしなくても常に寿命を迎えるリスクがあることをご理解頂ければ幸いです。
エアコンクリーニングを業者にお願いする理由と背景 ~高齢者世帯~
今回の記事でご紹介する4つ目の理由と背景は、高齢者世帯のお客様です。
社会的にも問題になっていますが、少子高齢化に伴い65歳以上の高齢者人口が日本の総人口の約3割に届く勢いです。
医療の発達や介護保険制度の拡充により、日本の平均寿命もますます伸びて行き、3割を超えるのは時間の問題です。
そのような現代社会に置いて、高齢者世帯が抱える問題として「お掃除」は大変深刻になっています。
筋力の低下
今の60~70代前半で特に疾患を抱えていなければ元気に生活されている方が多いのも事実です。
ですが、問題はそれ以降の年齢になった時に身体に顕著に表れてきます。
若いときは全く気にする必要性が無かった問題ですが、加齢とともに筋力・体力の低下に伴い、今まで出来ていた事が出来なくなる不安や葛藤を抱える事になります。
お掃除だけのお話ではなく、階段の昇り降り・床からの立ち上がり・歩行など、生活に支障が出てきます。
膝や腰の痛みが強くなることで、屈んだ姿勢でのお掃除が難しくなり、また視力の低下によって汚れが見えにくくもなります。
近所にお子さんやご親戚の方がいらっしゃれば支援して頂いたり、公的な介護保険制度を利用し生活援助でヘルパーさんに手伝って頂く事も可能ではあります。
転落の危険性がある
上下肢筋力の低下、膝と腰の痛みがあることで、日常のお掃除では転倒の危険性が伴います。
特に浴室などの滑りやすい環境では、膝や腰を屈める動作もある為、転落・転倒により大腿骨骨折される女性が多いです。
大腿骨骨折によって長いリハビリと手術によって人工関節を留置すれば生活も一変し、股関節の可動域制限により屈んでのお掃除は出来なくなります。(※脱臼するため)
お掃除の場面をエアコンクリーニングに置き換えて頂くと、どうしても高い位置に設置してある以上フィルターの取り外しから、エアコンスプレー等で内部をお掃除という動作は、非常に高いリスクを伴うことがお分かり頂けるかと思います。
お子さんからのご依頼
このように上下肢筋力の低下、ひざや腰の痛いから、お父様お母様を気づかわれた「お子さんがエアコンクリーニングを代理依頼」するケースが大変増えてきています。
近所にお住まいのお子様、遠方のお子様など地域は様々ですが、お子様世代が40~50代ですと子育てや共働きでお仕事が忙しく、ご実家のお掃除まで支援することが難しい実情です。
エアコンはご高齢の命を支える存在です。
毎年ニュースでも取り上げられていますが、夏時期にエアコンを付けずに過ごされたことで脱水症状を起こして緊急搬送されるケースは数多くの方がご存じかと思います。
暑いのに何故付けないのか?
それは年齢を重ねることで暑さや寒さの間隔が希薄になってしまうからです。
他にもエアコン送風時に出るカビを吸い込むことで呼吸疾患(肺炎など)を引き起こすリスクもあり、免疫力が落ちているご高齢の方にとってはエアコンクリーニングは欠かせないものになっているのです。
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エアコンに隠れているゴキブリでお困りならこちらもおすすめ
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まとめ
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今回は「エアコンクリーニングを業者にお願いする理由や背景とは?」についてご紹介させて頂きました。
ご家庭により様々な理由や背景がありますが、是非あなたの環境に置き換えてエアコンクリーニングの必要性を知って頂ければ幸いです。
ここで記事のポイントについておさらい致します。
- 赤ちゃんが産まれる
- 自分で落とせなかった
- 今使っているエアコンに愛着がある
- 高齢者世帯
- 赤ちゃんはエアコンによる温度・湿度・感染症に注意
- 自分でお掃除の場合は火災・カビ・ゴキブリが住み着かないように注意
- 古いエアコンの場合は保証対象外であること・部品がないこと・修理が出来ない事に注意
- 高齢者世帯の場合は筋力の低下・転落の危険性があることから無理にエアコンを掃除しない
今回の記事では4つの理由と背景について触れされて頂きましたが、まだまだ多くの理由と背景がございます。
折を見て徐々にアップして参りますので、また次の機会をお楽しみに!
最後までこの記事を見て頂いたあなた、この機会に是非「エアコンの汚れをチェック 」をされて見ては如何でしょうか?