ご家庭で接触感染はどうやって起きる?発生原因と家庭内で出来る予防対策をご紹介!
神奈川県では、昨年1月に初めて新型コロナウイルスが世間を騒がした、横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」内のクラスターからそろそろ1年経過しようとしています。
年も明けましたが、当初はここまで感染の拡大や長期化する事を誰もが予想していなかったのではないでしょうか?
今もなお全国の感染者数や死者数の増加傾向は続き、収束する兆しはまだまだ見えてきません。そんな中、私達は感染予防対策を徹底した上で、このウイルスと共存して生活して行かなければなりません。
常時マスクを装着、ソーシャルディスタンスを維持しながらの飲食や対話、手洗いやうがいの徹底などなど・・・多くの方が感染しないための予防対策をしながら過ごしています。
では、そもそもどうやってコロナに感染してしまうのでしょうか?
ウィルスの感染パターンは、空気感染、飛沫感染、接触感染の3種類ございますが、出先ではしっかりと対策されていても、家では「家族だから大丈夫!」と言う気の緩みから、外出時と比較して対策レベルが著しく落ちてたりしませんか?
何でこんな話をするのかと言うと、2020年11月以降の感染経路の統計データでは、「家庭内の感染」が大幅に増加していると言われているからです!
当然外から家にウイルスを持ち込む形となりますが、『空気感染、飛沫感染、接触感染』は家庭内でも同様に発生してしまいます。
そこで今回は、感染原因の1つにある『接触感染』をご家庭起こさないようにする為の対策を解説したいと思います。
コロナウイルスが外から持ち込まれる接触感染のパターン
接触感染とは、ウイルスに直接触れる事によって感染することです。
接触感染には、握手をなど人の皮膚や粘膜に直接触れることで感染する「直接接触感染」と、ウイルスが付着しているドアノブや手すり、テーブルや便座などを介して感染する「間接接触感染」の2種類あります。
今のご時世、握手や人の体に触れる事は殆ど方が避けていらっしゃる為、「直接接触感染」での感染リスクは大変低いのではないか?と考えられます。
ただ、「間接接触感染」の場合、外出先でウィルスに感染した人が、ドアノブやエレベーターのリモコン、電車の吊革や手すり等を掴んだ際にその物を介して菌が拡散する為、なかなか防ぎようがありません。
何かに触れた際には、都度手洗いや手指の消毒を行う事、触れた手で目や口や鼻などに触れないように注意するなど、少しでもリスク軽減の為の対策が大切です。
もしここで手洗いや消毒を怠ったしまうと、家にウイルスを持ち帰ってしまう可能性が非常に高いと言えます。
帰宅中に電車やバスの吊革や手すりを触れたあと、手洗いや手指の消毒されていらっしゃいますか?
ここが大事!接触感染予防の第一関門
もしウイルスを持ち帰ってしまった場合、第一関門は『玄関のドアノブ』です!
まさか窓から入る!となんて言う人はいないかと思いますが・・・
手洗いや消毒をしていない人が触れれば、当然玄関のドアノブにウイルスが付着してしまいます。そのドアノブに家族が触れれば接触感染してしまうのは言うまでもありません。
家に入る前は、『必ず除菌ティッシュで手指を拭く』、またウイルスが付着している可能性もある為、『ドアノブを消毒してから入室する』事を心掛け、家の中にウイルスを持ち込まない対策が必要です。
目に見えないウイルスである為100%防げるわけではありませんが、しっかりとした対策を行うことでお家の玄関は『接触感染を防ぐバリケード』の役目を果してくれます。
もし出来るのであれば、ご家庭内で入室時の消毒ルールを作り、そのルールを徹底するのも良いでしょう。
ただ、それでも手肌に付着したウイルスを家の中に持ち込んでしまった場合はどうするのか?
もし家の中にウイルスを持ち込んでしまった場合は?
お家の中では様々な箇所に触れる事により、接触感染のリスクを伴います。
先程も申し上げた通り、菌が付着した手で目や鼻や眼などの粘膜に触れる事で感染してしまうからです。
もし家の中に持ち込んでしまった場合は、まず帰宅後の手洗いを行うことを推奨致します。
コロナウイルスは、水で洗い流すことでかなり数を減らすことが出来、石鹸で流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんで10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐと1/10,000まで菌を減らすことが出来ます。
手洗いをしっかり行った後は、手指の消毒までは必要ありません。
お家の中ではどんな所に注意すれば良い?
続いて接触感染を防ぐ上で特に注意すべき部位について触れていきます。
こちらの写真はトイレのイメージとなっていますが、ご家庭の中で置き換えてお考え頂くと、どこに注意すれば良いのか良くお分かり頂けるのではないかと思います。
例えば、ドアノブ、手すり、蛇口、スイッチなどは、どのご家庭にも設置されており、1日の中でも人の手肌が多く触れてしまう部位になっています。
他にも、お食事の時にはテーブルや食器、リビングではTVやエアコンのリモコンなどなど、思い出せばキリがないほど出てくるかもしれませんが、皆様も普段何となく触れてたりしませんか?
ここで申し上げている『ご家族で共有して使われる箇所』に対して、適切な消毒や除菌を行う事で、家族内の接触による二次感染リスクの軽減を図る事が出来ます。
今はコロナウイルスでの接触感染に敏感になっていますが、感染症対策で注意しなければならないポイントは、他の感染症(ノロウイルス等)でも同じ事が言えます。
消毒方法は部位ごとに分けて行いましょう!!
今現在では厚労省がコロナウイルスの推奨する消毒方法は5種類あり、熱水、アルコール消毒液、界面活性剤を含んだ洗剤、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使う方法を案内しています。
ただ当サイトでは、皮膚トラブルや有害ガスなど人体へのリスクなども考慮し、簡単に取り組みが出来る方法を3種類をご紹介致します。
①熱水
主に食器類(箸やコップ・茶碗など)のウィルスを除去した場合は、熱水で死滅させることができます。
<やり方>80℃以上の熱水に10分間程度浸け置きにすれば消毒完了です。
②アルコール消毒液
金属素材のドアノブやスイッチ・リモコンなど除菌する際におススメです。無垢素材やワックスコーティングされている箇所は、アルコールの成分により素材が白く変色する恐れがございますのでご注意下さい。
<やり方>使用するアルコールは濃度70%~95%以下のエタノールがコロナウイルスに効果がございます。スプレータイプの場合は、タオル等に吹きかけてから拭き取りによる除菌を推奨いたします。
③界面活性剤を含んだ洗剤
界面活性剤を含んだ洗剤はアルコールと使用箇所は同じですが、よほどの高濃度でなければ素材の変色リスクは低いため、汎用性は高くおススメです。界面活性剤は、コロナウイルスの「膜」を壊すことで無毒化することが出来ます。
9種類の界面活性剤が新型コロナウイルスに有効であることが確認されています。
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
- アルキルグリコシド(0.1%以上)
- アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
- 塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
- 塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
- 純石けん分(脂肪酸カリウム)(0.24%以上)
- 純石けん分(脂肪酸ナトリウム)(0.22%以上)
※参考・・NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価に関する情報公開(最終報告書及びその概要の英語版を公開しました(10月30日)
簡単な方法を3種類ご紹介させて頂きましたが、『どんな洗剤や消毒がおススメなの?』と言う方はこんなアイテムがおススメです!
界面活性剤 TuZuKu 持続除菌洗浄剤(200mL)
標準料金:935円(税込)
※スプレー付
これ1本で「汚れ落とし」「除菌」「抗菌コート」の3つの効果!
スプレーして拭くだけで洗浄・除菌・抗菌ができます。リビング、キッチン、トイレ、家具など家じゅうあちこちに使えます。
これまで、「除菌ができていなくても仕方がない、だけど気にはなっている・・・」と思っていた場所に抗菌コートをすることで、今までになかったおうちの衛生対策ができます。TuZuKuは新しい清潔習慣になくてはならない1本です。
(独)製品評価技術基盤機構niteが公表している 「新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれている製品リスト」にダスキンの商品が追加されました!
手指消毒剤 ウエルパスマイルド <指定医薬部外品>
標準料金:2,750円(税込)
※ハンディポンプ別売
※500mlサイズもございます。
いろんな場所で、簡単、素早く手指消毒。 保湿剤配合で手にやさしい。
原液のまま使えるポンプ式の消毒剤。ワンプッシュして手指に擦り込めば消毒ができます。また保湿剤配合で、手にやさしく、使用後は軽量コンパクトにできる減容ボトルを採用しています。
手洗い殺菌 薬用ハンドソープi (200mL) <医薬部外品>
標準料金:385円(税込)
優れた泡立ち、泡切れで洗い上がりさっぱり。ヒアルロン酸配合で手肌のうるおいを守ります。手軽にどこでも使えるコンパクトサイズ。
殺菌・消毒成分配合で化粧室や洗面台にも手軽に置けるコンパクトサイズ。汚れ・細菌をすっきり落とします。つめかえ用のパウチは開けやすく、つめかえも簡単です。
他にもバリエーションがございますが、様々な場面で使用できる3種類のご紹介でした!
菌を増殖させない為には『抗菌』がおススメ!
これまでは手指の消毒や除菌・殺菌など、接触部位の菌を無くすためのお話について触れてきました。
ただこれらは菌を菌を抑制する力は無く、ウイルスが付着と増殖を抑えるには『抗菌』するしかありません。
抗菌の『抗』とは文字通り、『ふせぐ』と言う意味です。
良く聞かれるお話ですが、除菌や殺菌は微生物や菌を取り除く事出来るのですが、抗菌は菌を殺傷する効果はございません。
抗菌には素材の表面にコーティング(膜を張る)を行うことで、菌が付着しにくいように素材表面を変化させます。
抗菌する事のメリットは、菌の付着した箇所に他の方が触れたとしても菌が付着し辛くなっている為、日々のお手入れでは都度消毒を行う必要がなくなります。
※まったくお掃除をしなくて良い訳ではございません。
例えばお家の中で、関所になる玄関のドアノブ、手すり、キッチン周り、トイレの便座などを抗菌してあれば、家族内での接触感染のリスクを大幅に減らすことが可能となります。
『しっかりされていらっしゃる方も』、『日々忙しくて消毒に時間が掛けられない方』にも大いにメリットではないでしょうか?
あと、市販品でも抗菌加工されている手すりなどの製品、抗菌を売りにしている洗剤など数多く販売されていますよね?
それら製品の注意点としては、必ず抗菌の持続期間があり、徐々にその効力は落ちていくので、継続的に抗菌を行って頂く必要がございます。
初めに抗菌加工をされた製品を購入された場合でも、購入時期にもよりますが、期間が経過していれば抗菌効果が今も持続している可能性は低いと考えられます。
ただ効果が薄れた製品でも、再度抗菌を行えば接触面のお掃除は水拭きなど簡易で問題ないと言われています。
使用時には製品の持続期間など注意事項を守り、安全な対策を意識すると家庭内での感染予防に繋がります。
もし万全なウイルス対策をしたい場合?
もっと万全なウイルスの感染予防の対策を行いたい場合は、ダスキンの新サービスの抗菌加工や除菌サービスをご検討されては如何でしょうか?
お部屋の消毒に関するお悩みで、『万全な対策されたい方』や『時間が無くて除菌や消毒に時間が取れない方』の接触感染対策にはこんなサービスがおススメです!
ダスキンの室内抗菌加工サービス
接触頻度の高い箇所に抗菌効果のあるコーティング剤を施工
リビング、トイレ、玄関、キッチン等の、接触頻度の高い箇所に抗菌効果のあるコーティング剤を施工します。
抗菌加工したものに360回の払拭テストを実施、その後抗菌テストでも高い持続効果が確認出来ています。
ご家庭で1日1回の拭き取りであれば1年相当、2回なら2年相当持続効果がございます。
日常のお掃除も、水拭きや中性から弱アルカリ性の洗剤でお手入れ簡単!
サービスの詳細は、下記リンクをご覧下さい。
ダスキンのオゾン除菌・脱臭サービス
プロの技術とオゾンの力で空間除菌・脱臭!
オゾン除菌・脱臭+除菌拭きでW除菌。お家で手肌の触れる箇所やお部屋の空間もまるごと除菌するサービスです!
サービスの細かい詳細は、下記リンクをご覧下さい。
まとめ
今回は『家庭内での接触感染の予防対策』についてご紹介させて頂きました!!
- 入り口でシャットアウトする事!
- その為に適切な消毒方法で接触部位の除菌をする事!
- 万全な対策として抗菌をする事!
これら3つの取り組みが重要であると考えられます。
飛沫感染や空気感染についても、今後の記事でご紹介して参りたいと思いますが、まだまだ終息が見えないコロナウイルス、感染する事なく安心した生活が送れるよう、是非ご紹介した対策をご家庭で実践して見て下さい!
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