お家にあるものでシールを綺麗に剥がす方法をお掃除のプロがお教え致します!!
家具や窓ガラスに貼りついているシールが綺麗に剥がせずお困りではございませんか?
お子さまがいたずらでシールを家具や壁に沢山貼ってしまい、上手に剝がす事が出来ずにベタベタが残ってそのままにしているとお部屋の見た目も損なわれます。
ですが、綺麗に剥がす方法が分からずそのままになってしまっているご家庭は数多くあるのが実情です。また、無理に剥がしたことで粘着面だけが残ってしまい、余計に汚くなってしまうことも多くあります。
今回ご紹介させて頂く記事では「シールを綺麗に剥がす事が出来るにお困りのあなたへ」シールのベタベタが残らずに綺麗に剥がせる方法をご紹介させて頂きます。
シールが剥がしにくい理由と原因
シールの粘着剤には粘性・弾性があるため、貼って直ぐであれば引っ張ることで剥がす事が出来ます。またシールの成分にも関係しており、アクリル系かゴム系で剥がしやすさも変わります。一般的には市販で売っているお菓子のおまけのシールはゴム系(製造コストが安価な為)と言われています。
成分が異なるにしろ、シールは長時間張り付いたまま放置しておくと熱や紫外線の影響を受けることで、粘性や弾性が失われて流動性(ベタベタの状態のこと)が生まれる性質があります。これが剥がしにくくなる理由です。流動化して接着面がベトベトになった結果、シールが剥がしにくくなり、無理に剥がそうとすれば、どんなに慎重に剥がしても粘着剤だけが残ってしまいます。長時間放置すればベタベタの面が素材の凹凸部分に固着して、更に剥がしにくい状態になってしまいます。
シールを剥がす際の注意点について
シールを剥がす方法には熱や水、溶剤や洗剤を使用します。熱や溶剤、洗剤を使用して実施する場合には、シールを取る素材を傷つけてしまわないよう注意が必要です。あらかじめ熱や溶剤、洗剤を目立たない部位で試してみて、材質が変質・変色が無いかを確かめてから行うようにしましょう!!
また、シールを剥がす際はゆっくり作業を行う必要があります。早く剥がそうとすれば、粘着剤のベタベタが残りやすくなってしまうからです。ポイントとして無垢の白木についてしまったシールを剥がす場合は、木目に沿って拭くようにすると跡が残りにくくなります。
シールの剥がし方をご紹介
今回記事でご紹介するのはご家庭にあるものを上手に利用してシールを剥がす方法です。市販のシール剥がしも便利ではありますが、コツが分かればラクにはがせるケースがほとんどです。
ご家庭にあるものを使用してシール剥がすのは先程お伝えしたように、以下の4つ方法になります。
- 熱
- 水
- 溶剤
- 洗剤
それでは早速、1つ1つ剥がし方の方法を見て行きたいと思います。
熱を利用してシールを剥がす
まず初めに熱を利用してシールを剥がす方法をご紹介致します。剥がす時に使用する道具、事前準備、方法、ポイントを解説致します。
<シール剥がしの道具>
- ドライヤー
- ぞうきん
<シール剥がしの準備>
室内の窓を開け、風通しの良い環境にしましょう。
<シールを剥がす方法>
まずはシールを取りたい場所にドライヤーの温風をあて、シールを温めます。シールが温まったら指でシールの端をつまみ、ゆっくり取りましょう。粘着剤が残っていたら、乾いたぞうきんでこすりながら拭き取ります。最後に水に浸して固く絞ったぞうきんで、全面を拭きましょう。
<シールを剥がす際のポイント>
シールにドライヤーをあてる際、シールとドライヤーの距離は10センチ程度離しましょう。
水を利用してシールを剥がす
続いて水を利用してシールを剥がす方法をご紹介致します。道具、事前準備、方法、ポイントを解説致します。
<シール剥がしの道具>
- カッターナイフ
- ぞうきん
- 台所用ラップ
<シール剥がしの準備>
窓を開けて、風通しをよくしてください。
<シールを剥がす方法>
まずはカッターナイフでシールの表面に細かなキズをつけ、ぞうきんを使ってシールに水をたっぷりつけます。次に、シールより大きめに切った台所用ラップをシールの上に貼り付けましょう。そのまま10~15分ほど放置した後、ラップをはがしてシールの端を指でつまんで取ります。最後に水に浸して固く絞ったぞうきんで、全面を拭いたらお掃除完了です。
<シールを剥がす際のポイント>
カッターナイフでシールの表面にキズをつけるのは水を染み込みやすくさせるためですが、キズをつける際は対象物にキズをつけないよう力加減に注意しましょう。
カッターの刃の角度は45°以下にし、切れ込みを入れるようにキズを入れていくのがポイントです。
また、ラップを貼る際は、なるべく素早く貼るのがポイントです。水がたれたり乾いたりしてしまうと、シールに染み込む水の量が減り、取れにくくなってしまいます。
溶剤を利用してシールを剥がす
引き続きご紹介するのが溶剤を利用してシールを剥がす方法をご紹介致します。ベンジンを使用する方法ですが、マニュキア除光液でも代用可能です。一般的に衣類の染み抜きに利用される事も多いですが、また別の機会にご紹介致します。溶剤での剥がす時に使用する道具、事前準備、方法、ポイントを解説致します。
<シールを剥がす道具>
- カット綿
- ぞうきん
- ゴム手袋
- ベンジン(マニュキア除光液で代用可)
<シールを剥がす準備>
窓を開けて、風通しをよくしてください。また、溶剤を使用してシールを剥がす際は必ずゴム手袋をはめましょう。液がたれないように手袋の端は折り返しておくことがポイントです。
<色落ちの有無の確認>
シールの接着面の素材によって、溶剤を使用した事で変色や脱色が起きてしまう恐れがございます。溶剤を使用する際は、あらかじめ目立たない箇所で使用して見てから、素材表面の変化を確認するようにしましょう。
<シールを剥がす方法>
ベンジンを含ませたカット綿をシールのまわりにあて、シールの端からベンジンを染み込ませます。ベンジンが充分に染み込んだ部分からゆっくりシールを取り、取れなくなったらまたベンジンを染み込ませ、軽くこすりましょう。一連の作業を何度か繰り返します。ベンジンが乾いたら、水に浸して固く絞ったぞうきんで全体を拭きとってください。
<シールを剥がす際のポイント>
ベンジンはマニキュア除光液でも代用可能です。窓についたシールを取った場合は水に浸して固く絞ったぞうきんに、ガラス用洗剤をスプレーしてシール跡を拭き取りましょう。最後に、ガラス全面を拭いてください。
ダスキンの洗剤を利用してシールを剥がす
最後にダスキンの「ガラスと住まいの洗剤」剥がす時に使用する道具、事前準備、方法、ポイントをご紹介致します。
界面活性剤を使用していないので、洗浄成分が残らず、二度拭き不要。シール剥がしだけでなく、窓ガラスやビニールクロスの壁や棚、照明器具、フローリングなどのワックス塗布床にも幅広く使え、さらに除菌もできます。
<シール剥がしの道具>
- ガラスと住まいの洗剤
- カッターナイフ
- 台所用ラップ
- ゴム手袋
- キッチンペーパーなど
<シール剥がしの準備>
窓を開けて、風通しをよくしてください。洗剤を使用する際は必ずゴム手袋をはめましょう。液がたれないよう、手袋の端は折り返しておくことがポイントです。
<シールを剥がす方法>
まずはシールの表面にカッターナイフでキズをつけます。まんべんなくシール全体にキズをつけられたら、「ガラスと住まいの洗剤」をシール全体に吹き付けます。その後、シールよりも大きく切った台所用ラップで素早くシールを覆ってください。10分ほど経ったらラップをはがし、シールをキッチンペーパーなどでこすって取りましょう。最後に水に浸して固く絞ったぞうきんで全体を拭いたらお掃除完了です。
<シールを剥がす際のポイント>
シールの表面にキズをつける際は、シールが貼り付いている場所そのものを傷つけないよう注意しましょう。カッターの刃の角度は45°以下にし、切れ込みを入れるようにキズを入れていくのがポイントです。詳しくは次の見出しで洗剤を使用した上手な剥がし方をご紹介していますのでご視聴下さいませ。
ガラスと住まいの洗剤を使ったシールの剥がし方についてご紹介しています
どうしてもシールが剥がすことが出来なかったら?
シールの粘着面は時間が経つほど取れにくくなります。素材を傷つけないよう気をつけながら、水や熱、溶剤を用いてキレイに取りましょう。
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今回の記事でご紹介したシール剥がしだけではなく、住まいに関する汚れや臭いでお悩みは何でも解決致します。お気軽にお声掛け下さいませ。
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