夏時期のエアコンの効率的な使い方
蒸し暑いこの時期、皆様エアコンは使用されていらっいしゃいますか?
昨今の日本の高温多湿の状況ですと、この時期には既にご家庭やオフィス、飲食店でもフル活用されているかと思います。
実は今回のお話の肝になる部分は、エアコンを正しくフル活用出来ていますか?・・と言うことを知って頂く事を趣旨にしています。
具体的な事例とともに、見て行きましょう!!
①夏時期のエアコンの設定温度
まずエアコンの設定温度についてお伝えしていきます。
皆様は実際に何度位に設定されていらっしゃいますか?
23、25、27?など人により様々かと思います。
おおよその適正値になりますが、実は環境省より、夏場の推奨温度を28度を目安に設定との事で掲載されています。必ずしも28度と言う訳ではなく、冷房時の外気温や湿度、「西日が入る」などの立地や空調施設の種類などの建物の状況、室内にいる方の体調等を考慮しながら、無理のない範囲で冷やし過ぎないとう事を前提にした指針を示しています。
また、夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%(約70W)の消費電力の削減になりるので、月々のコストの削減にも効果があります。
設定温度に関しては、身体への良い影響も取り上げられており、冷えすぎによる血行不良が改善されて、顔色は良くなりますし、実は抜け毛予防にも効果的との事です。
参照元 環境省HP
②エアコンの機能を使用する
エアコンには標準搭載に複数の機能を有しています。
今回の設定で行って頂きたいポイントが3つあります。
①エアコンは自動運転で使用をする。
風量の調整がありますが、風量の強弱の調整を行う際に、まず室内の換気を行って暖かい空気を外に逃すようにしてください。その後に強風でまず室内を早めに冷やすようにします。
また弱風で運転を行いますと、設定温度に達するまでに時間を要する為に強と同様に電気代が掛かってしまいますので、ある程度冷えた段階でご使用下さい。
今回オススメするのはリモコン設定を自動に設定し、設定温度での効率的な運転が可能になります。
②タイマー機能を利用する
夜間などお休み前に使用する機能になりますが、日中の活動時間の中で、必要な時間帯に稼働をさせる事で電気代も安く押させる事が可能になります。
③送風口の向きを水平にする
後述で触れますが、エアコンの冷気は室内の床に溜まりがちになります。送風口の向きを上手に活用することで、ムラなく空気の循環が可能になります。さらに効率的な方法は次のセクションで触れて行きたいと思います。
③扇風機を利用するなどして「体感温度」を下げる
扇風機とありますが、他にはサーキュレーターなどがございます。
室内の冷たい空気を室内中に循環させることができ、冷房効率を上げることができます。
冷たい空気はどうしても床に溜まりがちになりますので、送風時には床に向けてあげると効果的です。また、エアコンを背にし、サーキュレーターや扇風機をエアコンの無い部屋に向けてあげる事で、取付されていない部屋への冷気の送風を行う事も可能です。
また、湿気が溜まりやすいお部屋などはカビが発生する可能性が非常に高い為、サーキュレーターで空気の循環を行う事でエアコン内だけのお話ではなく、家屋のカビ発生防止にも繋がりますので、ぜひ実践して見て下さい。
③エアコンフィルターを清掃する
フィルターにほこりが目詰まりしている状態で使用しますと、通気効率が悪くなり、冷えにくい状態になります。また冷えにくい状態の為、設定温度を下げたりすると、さらに電気代もアップしてしまうので、とても経済的とは言えません。
定期的なフィルターを清掃をする事で、室内へのほこりの蔓延も防止出来、通気効率を上げる事で電気代の節約にも繋がりますので、ぜひ実践して見てください。
④室外機を清掃する
エアコン本体に目が行きがちですが、エアコンは室外機の空気を取り込み、熱交換器で熱や冷風を送るシステムになっています。
室外機の吹き出し口近辺に物や、草木など障害になる物があると、吸排気の効率が低下してしまいます。室外機に障害物が無いか、草木が挟まっていたりしないかを確認し、妨げになる物があれば除去や清掃するなど対策を講じて下さい。
上記の理由から、直射日光が当たっている状態だと加熱した状態になってしまいます。日よけ用のパネルなどを設置して、日が当たらないように対策を行うと、さらに節電の効果が高まるのでお勧めです。
インターネット通販でも、日よけ用のパネルが販売されていますので、対策を検討されている方は検索して見てください。楽天市場/エアコン/室外機/日よけパネル/
他にも断熱素材を使用したカーテンを使用して、エアコンを使用している室内の温度を下げないように対策されたりとありますが、今回はエアコンのみにピックアップして見ましたので、続きはまた次の機会にご紹介出来ればと思います。
参考文献にしております環境省のHPには、家庭用と事業所用で分かれてのクールビズ対策が掲載されています。エアコン以外の要項としては、夏の快適な過ごし方の方法として、衣食住や電気代、CO2の削減に関してなど詳しく掲載されています。
より具体的に知りたい方は環境省HPをご覧下さい!!

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