エアコン室外機のお掃除どうするの?そんな疑問とお悩み解決します!
エアコン室外機のお掃除をどうするのか悩んでいるあなたへ、その問題解決致します!
エアコンはお部屋を冷房、暖房で調整や、除湿のコントロールが出来る、私達が快適な生活を送る上で欠かせない生活必需品ですよね?
ただ、そのエアコン(室内機)と合わせて設置されている室外機については、『何故設置されているのか?・室外機の役割・構造』をきちんと理解されている方は大変少ないかと思います。
また、エアコンのお手入れを行う時に、フィルターのお掃除をしたり、エアコンクリーニングの業者にお願いしたりと、お掃除の方法も多種多様ある中で、室外機だけはお掃除の項目からは外れる事は多く、日常でも盲点になっている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
室外機は文字通り室外(外)に設置されており、普段から雨風にさらされている状態である為、枯れ葉や蜘蛛の巣・砂埃などによって、結構汚れてしまいますよね?
『こんなに雨ざらしで放置したままで大丈夫?』と思いませんか?
ここで本題、そのような砂埃まみれになってしまっているエアコンの室外機、皆さんはお掃除はどうするのが正しいと思われますでsょうか?
『エアコンクリーニングの時に一緒に業者にお願いする』『気付いた時に外観を簡単にお掃除する』などなど色んなケースがございますが、正解は?
と言う事で、本日の記事ではエアコン室外機のお掃除どうするのが正しいのか?そんな疑問をひも解いて解説して行きます。
エアコン室外機はお掃除は必要?不要?
まず結論から先に申し上げますと、ハウスクリーニングのプロの業者にお願いする事は不要です!
これまで業者へお掃除をお願いしてしまっていた方には残念なお知らせとなってしまいますが・・・
ではどうすれば良いのか?
文字通りエアコンの室外機は屋外に設置されており、1年中雨風にさらされ放置されている状態なので、どうしても汚れているイメージ強いかと思います。ですが、
次が室外機のお掃除をどうするのが正しいのか?と言うお悩みについての回答です。
そんな放置された状態になっていたとしても、室外機の表面の砂埃を払ったり、枯れ葉や蜘蛛の巣を取り除くなど、最低限のお手入れだけで問題はございません。
ただ注意しなければならないポイントは2点あります。
1つ目のポイントは、室外機の吹き出し口近辺に物や、草木など障害になる物があると、吸排気の効率が低下する事で電気代の悪化に繋がってしまいます。
エアコンの室外機の前には障害物を置かないように注意し、草木等が室外機のファンに巻き込まれていないかを確認し、吸排気の妨げになるような遮蔽物が無いよう、室外機の前を片づけて置く対策は講じて下さい。
2つ目のポイントは、室外機は常に直射日光にさらされている状態です。
特に夏場など高温の時期は特に室外機が加熱しやすい状態になってしまうので、日よけ用のパネルを室外機に設置すると、日が直接当たらないことによる過熱を防ぐことが出来、エアコンの消費が激しい時期の節電の効果にも繋がります。
では、何故室外機のお掃除が不要なのはどのような理由があるのでしょうか?
その理由については、次のお話にある室外機の構造と役割を理解すると答えが分かります。
エアコン室外機の構造について
まずエアコン室外機の構造・役割についてお話を致します。
皆さんもご存じの通り、エアコンと室外機は配管ホース同士で繋がっています。
良く勘違いされる事として、エアコンの室外機と室内が繋がっているから、砂埃や臭い・虫が入ってくるでしょう?と思う方がいらっしゃるかも知れませんが、
それは誤りです!
その理由として、配管ホースと繋がっているエアコン本体の流れは一方通行になっています。
流れる方向は、エアコン室内→エアコン室外に向かう構造になっており、かつ配管の中は室内と室外の空気のやり取りを行うものでは無いからです。
室外機とエアコン(室内機)が繋がっているからと言う理由によって誤った認識をされる事は、室外機を通して外気が中に入ってきてエアコンから臭いが出ている・・・など、室外機を臭いの原因の一つとして考えられる方もいらっしゃいますが、そのような事は基本的にはございません。
では何の為の配管なの?また、何故虫や臭いが入ってくるの?と思いませんか?
そんな疑問の答えについて、理由を解説して行きます。
熱交換器とは?
こちらの写真をご覧頂くと分かりやすいのですが、エアコンとその室外機の内部には『熱交換器』と言う部品が取付されており、文字通り、エアコンの室内と室外でお互いの熱を交換するシステムです。
その役割は、エアコンを稼働させた時に室内の熱を取り込み、取り込んだ熱を冷やしたり、温めたり(冬時は空気が冷たいので)し、送風口から室内に送られるようになっています。
エアコン本体が直接的に冷やしたり、温めたりすると言う事ではなく、エアコン室内機内と室外機に取り付けられている熱交換器が、配管ホースを介して、お部屋の熱のみを交換する役目となります。
また、お互いの熱のやり取りには室内機と室外機同士で繋がっている配管ホースは常に塞がった状態にあり、先程触れた臭いや虫が侵入する隙間は存在しません。
エアコンから虫や臭いが入ってくる原因は、また別の問題になって来ます。
エアコンから虫や臭いが入ってくる原因は?
熱交換器のお話で触れている通り、エアコン室内機から室外機に繋がっている配管は一方通行になっており、配管は室外機が発する熱を室内に送る役割だけで、配管には異物が侵入する隙間は一切ございません。
また、配管には全く隙間がないことから、基本的には室外機から室内機を介してあらゆる異物は侵入することが出来なくなっています。
基本的にと申し上げましたが、仮に室外機から虫や臭いが室内に入って来た場合は、エアコンの室外機の配管に設備の故障や不具合が生じている可能性が考えられます。
1つ1つ解説して行きます。
ドレインホース
ドレンホースとは、室内機に溜まった水を室外に流し出すホースのことです。
通常はむき出しの状態で屋外に放置されております。よく室外機の横に置いてあるのをご覧になったことはございませんか?
このドレンホースですが、家庭用エアコンサイズだと直径が約20mm未満あるため、小型の虫であれば容易に侵入することが考えられます。
また写真のように無造作に放置していると、虫の侵入経路としても最適ではないでしょうか?
配管パテの隙間
エアコンを設置されているご家庭であればご存じかも知れませんが、エアコン室内機とエアコン室外機を繋ぐため、建物の壁面にはエアコンの配管を外に出す穴が開いています。
その穴を塞ぐのに『配管パテ』と言うものが使用されていますが、この配管パテは様々な外的要因や経年劣化により、建物とパテとの間に隙間が出来たり、パテがひび割れを起こしてしまいます。
そんな隙間やヒビから虫や臭いが室内に入ってくることが考えられます。
配管の亀裂
室外機の熱を室内機に送るために設置されている配管ですが、もしこの配管に亀裂が入っていた場合、虫や臭いがエアコンの室外機を経由して侵入する経路として考えられます。
この配管は通常は化粧や耐熱テープで覆われており、劣化や亀裂が入っているかの確認するのが難しい部分です。
化粧をされている場合は破損リスクは少ないと考えられますが、雨風にさらされている以上は経年劣化によるひび割れを起こし、隙間が生じてしまう可能性はございます。
当然破損によって生じた隙間を経由し虫や臭いが室内に入ってくることは容易ではないでしょうか?
これら3つが、主にエアコン及び室外機を侵入経路して虫や臭いお部屋に入ってきた原因と言えるのではないでしょうか?
エアコンの中に虫や臭いが溜まるとどうなるの?
侵入してきた虫や臭いを放置すると、エアコン室内機の内部ではカビや雑菌の繁殖にも繋がってしまいます!!
虫や臭い、砂埃の汚れなどは、雑菌が繁殖する環境としても最適です。
また、『熱交換器』がカビが発生させてしまう1つになります。
熱を冷やしたり、温めたりを繰り返していることにより、エアコンの内部は温度差によって結露が発生致してしまいます。
寒い時期に窓ガラスがよく曇っているのは皆様ご存じかと思いますが、エアコン内部にも同じ現状が起こっていると思って頂けるとわかりやすいのではないでしょうか?
エアコンの内部の結露は簡単には拭き取りは出来ませんよね?
そんな結露を放置すれば、湿気により雑菌やカビが発生する・・・エアコンだけでなく、湿気の髙い環境のお部屋ではそのような場面が見受けられます。
特に日本は高温多湿でもあるため、エアコンだけでなく一年を通して雑菌やカビが発生しやすい環境と言えます。
季節の変わり目に入り、『そろそろエアコンを使用かな?』と動かした時に、『なんか臭い・・』と思われたら、エアコンの中で雑菌やカビが繁殖した結果と言えます。
エアコンのカビ対策はこんな方法がおススメ!!
では少しでもカビを抑制出来る対策はないのか?と言う事でまずはこちらをご覧ください!!
カビの発生条件を知りましょう!!
- 温度・・5℃~45℃(特に20℃~28℃で活性。28℃位がカビには最適温度)
- 湿度・・60%~100%(特に80%以上で一番増加しやすい)
- 栄養・・ホコリや皮脂などのエサと酸素
が主たる要因になっております。それを踏まえこんな対策がおススメとされています。
除湿機能を使用する
使用後に除湿を行う事で、エアコン内部の湿気の除去に効果的です。除湿を使用する事で、熱交換器や送風口が乾燥して結露の発生を抑える事が出来ます。おおよそ1時間~2時間程度、使用後に実施すると予防に繋がります。
冷房は付けっぱなしにする
送風をマメに切ってエアコンを使用するより、上記の温度や湿度を管理しながら冷房を使用する事で繁殖を抑える事が可能と言われています。
フィルターをマメに清掃する
前述の通り、カビはフィルターに付着したホコリや人の皮脂などを餌に繁殖します。
その為、フィルターを定期的に清掃(2週間毎を推奨致します)は切っても切り離せない事がご理解頂けるかと思います。
ただ、これらをしっかり対策したとしても、100%発生を防ぐ事は出来ませんので、ご了承下さいませ。
もし汚れを落とすのが大変なら?
フィルターのお掃除をしっかり心がけているとしても、エアコンを長く使っていれば、次第に内部の奥深くまでホコリが溜まりカビの繁殖は避けられません。
こまめにお掃除をしているにもかかわらずニオイが気になり始めたら、内部にカビの汚れているサインです。
こんな時こそプロにお任せを! ご家庭では手がつけられない部分まで徹底洗浄する、ダスキンのエアコンクリーニングをおすすめします!
エアコンクリーニングはここまで掃除します!
ダスキンのエアコンクリーニングは、専門知識を身に付け、研修を重ねたスタッフが担当します。エアコンクリーニングのパイオニアでもあるダスキンの実績は29年。国内各メーカーの新旧様々なエアコン機種に対応しています。サービス実施前には、ダスキン独自開発のカバーを使ってエアコンを養生。汚れの飛散をシャットアウトするだけでなく、洗浄時に発生する汚水も持ち帰るなど「安心・安全」のサービスをご提供します。
お掃除はエアコン本体の分解からスタート。各所にたまったホコリをバキュームで除去します。続いて、熱交換器やフィルターといった各パーツを、専用の資器材と薬剤を用いて独自の高圧洗浄技術でクリーニング。ニオイの元となるカビやホコリを徹底的に取り除き、洗剤も高圧水ですすぎます。もちろん、外装の汚れもていねいに除去し、最後各パーツに抗菌・防カビ処理を全てに施して、お掃除完了です。
それでも汚れが・・・と言う方は、下記ページからエアコンクリーニングの詳細が確認頂けます!!
まとめ
今回はエアコンの室外機のお掃除がどうするのか?について解説させて頂きました!!
記事の結論をまとめております!
エアコンの室外機のお掃除をどうするか悩まれた場合は、エアコンの室外機は業者にクリーニング依頼をする必要は無し!!
ご自身で簡易な汚れ落としで大丈夫です!
- エアコンの室外機の前には障害物を置かないように注意し、草木等が室外機のファンに巻き込まれていないかを確認し、吸排気の妨げになるような遮蔽物が無いよう、室外機の前を片づける。
- 夏場など高温の時期は特に室外機が加熱しやすい状態になってしまうので、日よけ用のパネルを室外機に設置すると、日が直接当たらないことによる過熱を防ぐことが出来、エアコンの消費が激しい時期の節電の効果にも繋がる
- エアコンから虫や臭いの侵入がある場合は、ドレインホースの対策、配管及び配管パテに隙間や破損が無いかを確認すること
これら3つのポイントに注意し、エアコン室外機とエアコン室内機を綺麗に維持出来るよう実施頂けると幸いです。
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